家電量販店のノートPC売り場で「Copilot+ PC」というシールを見かけて、普通のパソコンと何が違うのか気になった人もいるでしょう。Copilot+ PCは、AI処理専用のチップ(NPU)を一定以上の性能で搭載し、Microsoftの基準を満たしたパソコンに与えられる呼び名で、従来のパソコンにない機能が使える一方、実際に使う機能があるかどうかで価値が変わります。この記事では、AI PC(Copilot+ PC)と従来のパソコンの違いを整理します。
選ぶときの判断基準
「AI対応」という表示だけで選ぶと、価格差ほどの実感が得られないことがあります。次の3点を確認してください。
- 実際に使いたい機能があるか:後述するRecallやライブキャプション翻訳などを日常的に使う予定があるか
- NPUの性能(TOPS値)と対応チップ:Copilot+ PCを名乗るための最低ラインと、2026年時点の主流水準を知っておく
- 対応OSと機能の展開状況:機能は地域・言語ごとに段階的に展開されており、購入時点で使えるとは限らない
AI PC(Copilot+ PC)とは何か
Copilot+ PCは、Microsoftが2024年に発表したパソコンのカテゴリーで、AI処理専用の演算チップ(NPU、Neural Processing Unit)を一定水準以上搭載し、Windows 11の機能要件を満たした機種に与えられる名称です。文章生成や画像認識といったAI処理の一部を、インターネット上のサーバーに送らずパソコン本体だけで完結させられる点が特徴です。処理をパソコン内で完結させることで、通信環境に左右されにくく、応答が速く、データを外部に送らずに済むという利点があります。
従来のパソコンとの違い
| 項目 | Copilot+ PC | 従来のパソコン(NPUなし・低性能) |
|---|---|---|
| AI処理専用チップ(NPU) | 40TOPS以上を搭載 | 非搭載、または性能が基準未満 |
| AI処理の実行場所 | 一部の機能は本体内で完結 | クラウド(インターネット上のサーバー)を経由する処理が中心 |
| 対応OS | Windows 11(AI機能の土台はバージョン24H2で導入され、その後の更新で機能が追加されている) | Windows 10/11の幅広いバージョン |
| 専用機能 | Recall、ライブキャプション翻訳、Cocreator等(多くは一度ダウンロードすれば通信なしで動くが、Cocreatorはインターネット接続とMicrosoftアカウントが必要) | 非対応、または一部機能のみクラウド経由で利用可 |
| 価格帯の傾向 | やや高めのモデルが中心 | 幅広い価格帯 |
従来のパソコンでも、インターネットに接続すればChatGPTのようなAIサービスを使うこと自体は可能です。Copilot+ PCの違いは、NPUという専用チップによって、一部のAI処理を通信なしに本体だけで速く実行できる点にあります。
NPUとTOPS値の見方
NPUの性能は「TOPS(Tera Operations Per Second、1秒あたり1兆回の演算)」という単位で表されます。Copilot+ PCを名乗るための最低ラインは40TOPSで、Microsoftが対応チップとして挙げているのは主に次の3系統です。
| チップ系統 | 提供元 | 備考 |
|---|---|---|
| Snapdragon X シリーズ | Qualcomm | Copilot+ PC第1弾として2024年に登場した系統 |
| Core Ultra 200V/300Vシリーズ | Intel | 開発コード「Lunar Lake」等を含む系統 |
| Ryzen AI 300/400シリーズ | AMD | 開発コード「Strix Point」等を含む系統 |
2026年時点のモデルではNPU性能が45〜50TOPS程度まで上がっている機種が主流になってきています。基準の40TOPSを満たしていれば現行機能はひととおり使えますが、今後追加される機能を見据えるなら、可能な範囲でTOPS値が高めのモデルを選んでおくと安心です。ノートPC全体のスペックの見方はノートPCのスペック表の見方、初心者向け解説で扱っているので、あわせて確認してください。
Copilot+ PCの要件と各社チップのNPU性能を公式資料で確認する
ここでは、Microsoftと各チップメーカーが公式に出している数値だけを並べます。TOPSはメーカーが計算した理論上の最大値で、実際のアプリの速さを保証する数字ではありません。同じシリーズでも型番によって値が違う場合があるため、候補機を絞り込んだら型番ごとの値を確認してください。メーカーが公表していない値は「非公表」としています。
| 項目 | Copilot+ PCの要件 | 参考:通常のWindows 11の最小要件 |
|---|---|---|
| プロセッサ | 40 TOPS以上の性能を持つNPUを備えた互換プロセッサまたはSoC | 1GHz以上・2コア以上の互換64ビットプロセッサ |
| 対応プロセッサとして挙げられているもの | AMD Ryzen AI 300/400シリーズ、Intel Core Ultra 200V/300Vシリーズ、Snapdragon Xシリーズ | - |
| メモリ(RAM) | 16GB DDR5/LPDDR5 | 4GB |
| ストレージ | 256GB SSD/UFS | 64GB以上 |
| メーカー | シリーズ | NPU性能の公表値 | 出典 |
|---|---|---|---|
| Qualcomm | Snapdragon X Elite | 最大45 TOPS | Snapdragon X Elite Product Brief |
| Qualcomm | Snapdragon X Plus | 45 TOPS | Snapdragon X Plus Product Brief |
| Qualcomm | Snapdragon X | 45 TOPS | Snapdragon X Platform Product Brief |
| Qualcomm | Snapdragon X2 Elite(X2E-78-100〜X2E-96-100) | 型番により80または85 TOPS(INT8) | Snapdragon X2 Elite Product Brief |
| Intel | Core Ultra 200Vシリーズ(Lunar Lake) | 最大48 TOPS(型番ごとの値は本記事では未確認) | Intelサポート記事000099574 |
| Intel | Core Ultra シリーズ3(Panther Lake) | 型番により46〜50 TOPS | Intel Core Ultra Series 3 Quick Reference Guide |
| AMD | Ryzen AI 300シリーズ | 50 TOPS(Ryzen AI 9 HX 375は55 TOPS) | AMD Ryzen AI製品ページ |
| AMD | Ryzen AI 400シリーズ | 50 TOPS(Ryzen AI 9 HX 470は55 TOPS、HX 475は60 TOPS) | AMD Ryzen AI製品ページ |
| AMD(参考) | Ryzen 8040シリーズ(例:Ryzen 7 8840U) | 16 TOPS(NPUはあるが40 TOPSに届かない) | AMD Ryzen AI製品ページ |
表の最後の行のように、NPUを積んでいても40 TOPSに届かないチップがあります。「AI PC」「NPU搭載」と書かれているだけではCopilot+ PCの要件を満たすとは限らないので、型番ごとのNPU値を確認するのが確実です。
AMDの製品ページでは、NPU単体の値とは別に、CPU・GPUも含めた「Overall TOPS」(合計)が並んで載っています。Microsoftの要件が求めているのはNPUの性能なので、比べるときは合計値ではなくNPU単体の欄を見てください。
| 型番 | NPU TOPS | Overall TOPS(合計) | 40 TOPS要件との関係 |
|---|---|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 375 | 最大55 TOPS | 最大85 TOPS | NPU単体で40 TOPS以上 |
| Ryzen 7 8840U | 最大16 TOPS | 最大38 TOPS | NPU単体では40 TOPSに届かない |
なお、40 TOPSに届かないNPUでも使える機能はあります。Microsoftの仕様ページによると、Windows スタジオ エフェクトの自動フレーミング、背景ぼかし、アイ コンタクト(標準)、音声フォーカスは、10 TOPS以上のNPUを積んだWindows 11デバイスで動作します。Copilot+ PCの要件とは別の線引きです。
購入前に要件を満たすか確認する手順
手元のPCは、Windowsの設定画面などで確認できます。店頭や通販の候補機の場合は、同じ項目を製品の仕様表で確認します。
| 確認する項目 | 手元のPCで見る場所 | 候補機で見る場所 | 判断の目安 |
|---|---|---|---|
| プロセッサの型番 | スタートを右クリック →「設定」→「システム」→「バージョン情報」→「デバイスの仕様」のプロセッサ欄 | 製品仕様表のCPU/プロセッサ欄 | 型番を上の表やメーカー公式の型番別仕様ページと照らし合わせ、NPUが40 TOPS以上か確認 |
| メモリ(RAM) | 同じ「デバイスの仕様」の実装RAM欄 | 製品仕様表のメモリ欄 | 16GB以上で、種類がDDR5またはLPDDR5か |
| ストレージ | エクスプローラー →「この PC」→「デバイスとドライブ」(または「設定」→「システム」→「ストレージ」) | 製品仕様表のストレージ欄 | 256GB以上のSSD/UFSか |
| NPUの有無 | タスクマネージャーでNPUの使用状況を見られるか(Microsoftの説明では、NPUを持つ機種はタスクマネージャーでNPUのリソース使用量を表示できる) | 製品仕様表、メーカー公式の型番別仕様 | 表示されるのはNPUがある場合。ただし表示だけでは40 TOPS以上かは分からないので、型番で確認 |
| Copilot+ PCとして販売されているか | - | 製品ページや仕様表に「Copilot+ PC」と明記されているか | 要件の数値を満たしていても、最終的には製品側の表記で確認 |
出典(いずれも確認日2026-10-04):Microsoft「Windows 11 の仕様とシステム要件」https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11-specifications / Microsoft Learn「Copilot+ PCs developer guide」https://learn.microsoft.com/en-us/windows/ai/npu-devices/ / Microsoftサポート「Windows デバイスに関する情報を見つける」https://support.microsoft.com/ja-JP/Windows/Experience/find-information-about-your-windows-device / Qualcomm Snapdragon X Elite Product Brief https://www.qualcomm.com/content/dam/qcomm-martech/dm-assets/documents/Product-Brief-Snapdragon-X-Elite.pdf / Qualcomm Snapdragon X Plus Product Brief https://www.qualcomm.com/content/dam/qcomm-martech/dm-assets/documents/Snapdragon-X-Plus-Product-Brief.pdf / Qualcomm Snapdragon X Platform Product Brief https://docs.qualcomm.com/doc/87-86493-1/87-86493-1_REV_B_Snapdragon_X_Platform_Product_Brief.pdf / Qualcomm Snapdragon X2 Elite Product Brief https://www.qualcomm.com/content/dam/qcomm-martech/dm-assets/documents/Snapdragon-X2-Elite-Product-Brief.pdf / Intel「Overview of Lunar Lake (Intel Core Ultra Processors Series 2) Laptop Processors」https://www.intel.com/content/www/us/en/support/articles/000099574/processors/intel-core-ultra-processors.html / Intel Core Ultra Series 3 Processors Quick Reference Guide(Intel公開資料) / AMD Ryzen AI製品ページ https://www.amd.com/en/products/processors/consumer/ryzen-ai.html
Copilot+ PCで使える主な機能
| 機能名 | 内容 |
|---|---|
| Recall(リコール) | 画面の内容を定期的に記録し、後からキーワードやタイムラインで検索できる機能。オプトイン方式で、有効化しない限り記録されない |
| ライブキャプション翻訳 | 音声をリアルタイムで字幕にし、40以上の言語から英語へ、27言語から中国語(簡体字)へ翻訳する機能(Microsoft公表)。Microsoftは、Copilot+ PCの多くの独自機能は一度ダウンロードすればインターネットなしで動作すると説明している |
| Cocreator(コクリエイター) | ペイントアプリに統合された画像生成機能。文字での指示やスケッチをもとに画像を生成・変換する。公式の仕様ページでは、英語のテキスト指示に最適化されていて、AIの責任ある使用を確かめるクラウドサービスに接続するため、MicrosoftアカウントまたはEntra IDとインターネット接続が必要とされている |
Recallのプライバシーをめぐる論点
Recallは画面のスクリーンショットを定期的に保存して検索対象にする仕組みのため、発表当初にセキュリティ・プライバシー面の懸念が指摘され、一般提供が延期された経緯があります。実装版では、利用者が自分の意思で有効化するオプトイン方式が採られ、データは本体内にのみ保存されて外部へ送信されない仕組みになっています。記録の呼び出しにはWindows Helloによる本人確認が必須で、特定のアプリやWebサイトを記録対象から除外する設定もできます。
初期状態でも機密情報のフィルターはあるが、除外設定は自分でも確認する
Microsoftは、パスワードやクレジットカード番号などの機密情報を検出して保存しないフィルターが、初期状態で有効になっていると説明しています。そのうえで、ネットバンキングなど機密情報が映る場面は、Recallを有効化する場合に除外したいアプリ・サイトを自分でも設定しておくと安心です。
Recallを使うための条件と初期設定の中身
Microsoftの案内では、Recallは「Copilot+ PCであること」に加えて、次の条件が示されています。
- Secured-core標準を満たすCopilot+ PC(NPU 40TOPS以上)
- メモリ16GB、論理プロセッサ8つ、ストレージ256GB
- 有効にするには空き容量が50GB以上必要で、空きが25GBを下回るとスナップショットの保存は自動で一時停止
- デバイスの暗号化またはBitLockerが有効であること
- Windows Hello拡張サインインセキュリティに登録し、顔か指紋のどちらかを設定していること
スナップショットは初期状態では保存されず、利用者が自分で「保存する」を選んだときに限って始まります。「機密情報のフィルター」は初期状態で有効で、パスワードやクレジットカードなどが含まれていそうな画面は保存を見送る仕組みです。ただしMicrosoft Learnも「機密情報が検出されたとき」と説明しており、すべての場面を確実に除外する保証ではありません。ネットバンキングなどを頻繁に開く場合は、アプリやWebサイトの除外設定を自分でも加えておくと安心です。
保存領域には上限があります。会社向けの設定項目(WindowsのEnterpriseエディションとEducationエディションのみ)では、上限を10GB・25GB・50GB・75GB・100GB・150GBの6段階から選べ、未設定のときはOSが容量に応じて自動で割り当てます(256GBのストレージなら25GB、512GBなら75GB、1TB以上なら150GB)。上限に達すると古いスナップショットから削除されます。
会社や学校のパソコンでは初期状態で使えない
Microsoft Learnによると、会社などで管理されているパソコンでは、Recallは初期状態で無効かつ削除された状態です。管理者が許可のポリシーを有効にしない限り、利用者が自分で有効にすることはできません。管理者が許可した場合でも、スナップショットを保存するかどうかは各利用者の同意が必要で、管理者が本人に代わって保存を始めることはできない、と説明されています。
個人で購入したCopilot+ PCでは、Recallは利用可能な状態で届き、保存を始めるかどうかを自分で選びます。仕事用のパソコンや、会社の管理下にある端末では、上記のとおり管理者の設定が優先されます。
本節の内容は、マイクロソフトの公式資料に基づく条件と設定の説明です。機能の提供範囲や要件は更新されるため、購入前に最新の案内で確かめてください。
日本語環境での対応状況
Copilot+ PCの各機能は、地域・言語ごとに段階的に展開されています。Microsoftの「Windows 11 の仕様とシステム要件」には、機能ごとの対応言語が書かれています。日本語で使う前提なら、購入前にここを見ておくと「買ったのに日本語では使えなかった」を避けられます。2026年10月4日に同ページで確認した内容は次のとおりです。
| 機能 | 公式ページに書かれている対応言語 | 日本語で使う人が見ておくこと |
|---|---|---|
| Recall(プレビュー) | 英語、中国語(簡体字)、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語に最適化 | 日本語は最適化の対象に含まれている。プレビュー扱いである点と、Windows Helloの強化サインインセキュリティが必要な点は変わらない |
| ライブキャプション(翻訳) | 40以上の言語から英語へ、27言語から中国語(簡体字)へ字幕を翻訳 | 翻訳先として書かれているのは英語と中国語(簡体字)で、日本語への翻訳は同ページに記載がない。日本語の音声を英語の字幕にする使い方は、翻訳元の言語一覧で日本語が含まれるかを確認する |
対応言語は更新で増えることがあり、逆に表のとおりでも地域や機種によって提供時期がずれる場合があります。使いたい機能がはっきりしているなら、購入直前にMicrosoftの同ページとメーカーの製品ページをもう一度確認してください。
出典:Microsoft「Windows 11 の仕様とシステム要件」https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11-specifications(確認日2026-10-04)
Mac(Apple Silicon)との違い
Apple SiliconのMacも「Neural Engine」というAI処理専用の回路を搭載しており、写真アプリの被写体認識や音声入力の変換など、本体内で完結するAI処理自体は以前から行われています。ただしCopilot+ PCはMicrosoftが定めるWindows向けの認証プログラムであり、Macはその対象に含まれません。「NPU相当の仕組みでAI処理を本体内で行う」という考え方自体は共通していますが、対応する機能や呼び方はOSごとに別物として整理してください。
向いている人・向かない人
- 音声の字幕表示・翻訳などを日常的に使う人にとっては、本体内の処理で速く使える利点がある(ペイントの画像生成Cocreatorはインターネット接続が前提)
- Recallのような画面記録機能に抵抗がある人は、無効化したまま通常のパソコンとして使うこともできる
- AI機能をほとんど使わず、文書作成やWeb閲覧が中心の人は、Copilot+ PCにこだわらず従来モデルで価格を抑える選択肢もある
- 会社支給のパソコンなど、情報システム部門による設定管理が必要な環境では、Recallの運用方針を組織側の判断に従って確認する必要がある
よくある失敗・注意点
- NPUのTOPS値を確認せず、基準の40TOPSに届かない旧世代のAI対応表記のパソコンを購入してしまう
- Recallを有効化したまま、パスワード入力画面などを除外設定しないまま使い続けてしまう
- 会社のパソコンでRecallを個人の判断で有効化し、情報システム部門の方針と食い違ってしまう
よくある質問
Copilot+ PCでないパソコンではAIはまったく使えませんか
インターネット接続があれば、Copilot+ PCでなくてもブラウザ経由でAIサービス自体は利用できます。Copilot+ PC専用の機能(Recallなど)や、通信なしで完結する処理が使えない、という違いです。
後からNPUを追加してCopilot+ PC相当にできますか
NPUはCPUと一体になったチップの機能のため、後から追加することはできません。Copilot+ PCの機能を使いたい場合は、対応するチップを搭載した機種を購入する必要があります。
Recallは初期状態で有効になっていますか
いいえ。オプトイン方式のため、利用者が自分で有効化しない限り画面の記録は行われません。
Copilot+ PCは価格が高いだけで実感できるメリットは少ないですか
使う機能次第です。翻訳や文字起こしを日常的に使う人には通信不要で速いという実感が得やすい一方、AI機能をほとんど使わない人にとっては価格差に見合う体感は小さいかもしれません。
すでに持っているパソコンがCopilot+ PCの条件を満たしているかはどこで確認できますか
パソコンの仕様欄でNPUの搭載有無とTOPS値、対応OSのバージョンを確認してください。メーカーの製品ページやWindowsの設定画面から確認できる場合もあります。
Copilot+ PCならゲームや動画編集も速くなりますか
NPUはAI処理に特化したチップであり、ゲームの描画性能はGPU、動画編集の書き出し速度はCPU・GPUの性能に依存します。NPU搭載自体がゲームや動画編集全般を速くするわけではありません。
企業でCopilot+ PCを導入する場合、個人利用と何が違いますか
Recallのような画面記録機能は、情報漏洩対策の観点から組織としての運用方針(有効化するか、除外対象をどう設定するか)を決めてから展開する必要があります。情報システム部門による事前の方針決定が推奨されています。
まとめ
AI PC(Copilot+ PC)と従来のパソコンの違いは、AI処理専用チップ(NPU)の有無・性能と、それによって使える専用機能にあります。表示や価格だけで選ばず、自分が実際に使いたい機能が対応OS・言語で使えるかを確認したうえで検討してください。
本記事はMicrosoftが公表するCopilot+ PCの仕様・機能案内をもとに、2026年9月時点で確認できる情報を整理したものです。対応チップやTOPS値、機能の展開状況は今後変わる可能性があるため、購入前に最新の公式情報をご確認ください。
出典・参考情報
Copilot+ PCの認証要件(NPU 40TOPS以上、16GB RAM、256GB以上のストレージ等)、対応チップ(Qualcomm Snapdragon Xシリーズ、Intel Core Ultra 200V/300Vシリーズ、AMD Ryzen AI 300/400シリーズ)、は、Microsoft「Windows 11 の仕様とシステム要件」に基づきます(2026-10-04再確認)。同ページには対応OSのバージョンの記載はなく、バージョン24H2については、Microsoftの発表「More innovations for Copilot+ PCs and Windows 11」(2024年10月2日)の「AI体験を届けるための基盤を含む」という説明に基づいて書いています/Recall、ライブキャプション翻訳、Cocreatorの各機能内容、Recallのオプトイン方式・データ保存先・除外設定は、Microsoftの機能案内に基づきます/機能の提供状況は地域・言語・OSのアップデート状況により異なり、本記事執筆時点の情報です。最新の対応状況は購入・利用前に公式情報でご確認ください。/Microsoft Learn「Manage Recall for Windows clients」(2025年12月10日更新、Recallのシステム要件、初期設定、保存容量の上限、管理対象デバイスでの扱い)、Microsoft サポート「Retrace your steps with Recall」(オプトイン方式と機密情報フィルターの初期設定)、Microsoft Learn「Recall overview」(Recallの更新履歴に「GA release of Recall on Copilot+ PCs (April 25, 2025)」と記載。一方で「Windows 11 の仕様とシステム要件」と「Manage Recall for Windows clients」では、2026年10月の確認時点でも「プレビュー」と表記されています)
