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Nintendo Switch 2の周辺機器の選び方 microSD Expressカードの必須知識

Nintendo Switch 2の本体保存メモリーは256GBで、しかもデータを保存できるのはシステム領域を除いた分です。ダウンロード版を多く入れる人が保存先を増やすには、microSD Expressカードが要ります。初代Switchで使っていたmicroSDカードは、Switch 2ではダウンロードソフトの保存に使えません。この記事では「microSD Expressカードの必須知識」「Joy-Con 2まわりの周辺機器」「保護フィルム・ケース」「購入時に見分けるポイント」を中心に、Switch 2の周辺機器選びで押さえておきたい基準を整理します。本体そのものの選び方や他機種との比較は関連記事に譲り、ここでは周辺機器に絞って解説します。

まず知っておきたい、初代Switchとの一番の違い

Nintendo Switch 2はダウンロードソフトの保存・読み込みに「microSD Expressカード」という新しい規格を採用しており、初代Switchで使っていた通常のmicroSDカード(UHS-I規格)は、ダウンロードソフトの保存・読み込みには使用できません。任天堂の仕様では、SD Expressに対応していないmicroSDカードは、初代Switchからの画面写真・動画のコピーにのみ利用できるとされています。この違いを知らずに手持ちのmicroSDカードをそのまま使おうとして、容量不足やインストールできないトラブルに気づくケースがあるため、周辺機器を選ぶ前にまずこの点を押さえておく必要があります。

選び方の要素分解

microSD Expressカードを選ぶときの基準

なぜ規格が変わったのかというと、転送速度が大きく異なるためです。

項目 従来のmicroSDカード(UHS-I) microSD Express
接続インターフェース UHS-I PCIe 3.1(登場時、SD 7.1)、microSD Addendum v8.0(2023年10月)でPCIe Gen4
転送プロトコル - NVMe(バージョンは規格団体の公開ページで確認できず)
読み取り速度の目安 最大100MB/s程度 規格上の上限は985MB/s(PCIe Gen3)、microSD Addendum v8.0で約2GB/s(SDAの表では1970MB/s。いずれも規格上の値で実測値ではない)
Switch 2でのダウンロードソフト保存・読込 不可 可能

購入時は、パッケージにSDロゴと「EX」マークの両方が表示されているカードであることを確認してください。これがmicroSD Expressであることの目印です。対応容量は2TB以下とされています。なお、初代Switchのアルバム(スクリーンショット・動画)を取り込む機能に限っては、従来のUHS-I規格のmicroSDカードもそのまま使用できます。

規格団体SD Associationの定義 速度の上限と「E」の速度クラス

microSD Expressは、SDカードの規格を策定する業界団体SD Association(SDA)が、2019年2月のSD 7.1仕様で定めた規格です。PCIe 3.1とNVMeによる高速インターフェースを、従来のSDインターフェースと併せて載せています。SDAが2024年3月25日に公開した解説によると、PCIe Gen3.1を使うSD Expressの最大転送速度は985MB/sで(2018年のSD 7.0で定義、翌年のSD 7.1でmicroSDに拡張)、2023年10月の「microSD Addendum v8.0」ではPCIe Gen4.0の採用によりmicroSD Expressの最大速度が2GB/sに倍増しました。どちらも規格上の上限で、個々の製品の実測値ではありません。

同じ2023年10月のSD 9.1では、SD Express向けの速度クラス「SD Express Speed Class 150・300・450・600」の4段階が新設されました。SDAの2023年10月27日の発表では、数字がそれぞれ150・300・450・600MB/sの最低性能を表すとしています。パッケージに大きく書かれた「最大○MB/s」とは意味が違う指標です。なお、任天堂の公式ページで確認できたSwitch 2側の条件は「SDロゴとEXロゴがあること」「容量2TB以下」の2点で、Eの速度クラスは指定されていません。Switch 2本体で使ったときの実際の転送速度も、公開情報では確認できませんでした。

microSD Expressカードを初代Switchで使う場合

任天堂の公式ページには、初代Nintendo Switch本体ではmicroSD Expressカードのアクセス速度が従来のmicroSDカードと同等になると書かれています。初代とSwitch 2の間でカードを差し替えて使うことはできても、高速化の恩恵を受けられるのはSwitch 2だけです。初代Switch用には従来のカードで足りるので、家族で2台を使い分ける場合は用途ごとにカードを分けておくと無駄な出費を抑えられます。

Joy-Con 2まわりの周辺機器

Joy-Con 2は本体からボタン一つで着脱できる設計で、Joy-Con 2単体を複数人で持ち寄ることでも簡単にプレイに参加できる点、マウスのように操作できる機能を備えている点が初代からの主な変更点です。周辺機器としては次のようなラインナップがあります。

周辺機器 用途
Joy-Con 2ストラップ 取り付けることで落下を防止し、マウス操作時の安定性も高める
Joy-Con 2充電グリップ Joy-Con 2を本体形状に近づけて持ちやすくしつつ充電できる
Joy-Con 2ハンドル Joy-Con 2を取り付けて、『マリオカート ワールド』などのレースゲームをハンドル感覚で操作する
Nintendo Switch 2 Proコントローラー 据え置きプレイ向けの高機能コントローラー

保護フィルム・ケースの選び方

画面保護フィルムには指紋防止・反射防止・ブルーライトカットなど複数のタイプがあり、携帯モードでの使用が中心なら指紋防止、屋外でのプレイが多いなら反射防止タイプが候補になります。本体サイズは初代から変わっているため、初代Switch用のケースやフィルムは流用できず、Switch 2に対応した製品を選ぶ必要があります。持ち運び用のキャリングケースは、ソフトの収納枚数や、ドック・充電ケーブルまで一緒に収納できるかで選び分けるとよいでしょう。

ドック・ACアダプターまわり

据え置きモードで使う場合、本体付属のドックとは別に「Nintendo Switch 2 ドックセット」(希望小売価格14,980円)が用意されています。中身はドック、ACアダプター、ウルトラハイスピードHDMIケーブルのセットで、任天堂は、リビングとは別に子ども部屋などにもドックを置いておき、本体を差し替えるだけでTVモードを楽しむ使い方を想定しています。ドック単体の大きさは縦115mm×横201mm×厚さ51.2mm、質量は約383gです。ACアダプターも本体付属のものと予備を分けて用意しておくと、外出先での電池切れに備えやすくなります。

任天堂の公式情報で見るSwitch 2の基本仕様と純正周辺機器(2026年10月確認)

Nintendo Switch 2の本体保存256GBとmicroSD Expressカードの条件
図 Switch 2の保存容量とカード(任天堂の公式仕様をもとにガジェット広場作成)
項目 公式の記載
本体保存メモリー 256GB(UFS)。保存できるのはシステム領域を除いた容量
microSDカードスロット microSD Expressメモリーカードのみ対応(最大2TBまで)。初めて使うときはインターネットに接続して本体更新が必要
従来のmicroSDカード 初代Switchからの画面写真・動画のコピーにのみ利用できる
バッテリー 5220mAh、持続時間は約2〜6.5時間(遊ぶソフトで変わる)。取り外し不可
Nintendo Switch 2 ACアダプター 希望小売価格3,980円。USB-C充電ケーブル約1.5m(着脱可能)。初代Switchでも使える
Nintendo Switch 2 ドックセット 希望小売価格14,980円。ドック・ACアダプター・ウルトラハイスピードHDMIケーブルのセット
任天堂ライセンスのmicroSD Expressカード Samsung 256GB・SanDisk 256GB(2025年6月5日発売)、SanDisk 512GB(2026年10月1日発売)

出典 任天堂「Nintendo Switch 2 機能・仕様」https://www.nintendo.com/jp/hardware/switch2/specs/ 、「専用周辺機器」https://www.nintendo.com/jp/hardware/switch2/accessories/ 、「microSD Expressカードについて」https://www.nintendo.com/jp/games/microsd-express/index.html 。価格は税込、2026年10月4日確認。

容量を決めるときは、本体の256GBがまるごと使えるわけではない点を頭に入れておくと計算を誤りません。ダウンロード版を中心に遊ぶなら、カードは最初から本体と同じか、それ以上の容量を選ぶと入れ替えの手間が減ります。

選び方・選定基準

  1. まずmicroSD Expressカードを用意する。パッケージのSDロゴと「EX」マークを確認し、必要な容量(ダウンロードするソフトの本数や1本あたりの容量を目安に)を決める。
  2. 複数人プレイの頻度を考えて、Joy-Con 2の追加購入や充電グリップの必要性を判断する。
  3. 携帯モードで使う頻度が高いなら、Joy-Con 2ストラップと保護フィルムを優先する。
  4. 持ち運びの機会が多いなら、ソフト収納力やドック収納の有無でキャリングケースを選ぶ。
  5. 予備のACアダプター(3,980円、初代Switchでも使える)や、別の部屋に置くドックセットは、使う場所の数に応じて後から追加を検討する。
優先順位に迷ったら「microSD Expressカード」→「保護フィルム」→「用途に応じたJoy-Con 2関連機器」→「持ち運び用ケース」の順に揃えると、購入直後に困りにくくなります。microSDカードだけは本体購入時に一緒に用意しておくことを特におすすめします。

よくある失敗・注意点

手持ちの初代Switch用microSDカードをそのまま使おうとする

通常のmicroSDカード(UHS-I規格)は、Switch 2ではダウンロードソフトの保存・読み込みに使用できません。初代Switchのアルバムを取り込む用途に限り従来のカードも使えますが、ゲームデータの保存には必ずmicroSD Expressカードが必要です。

「microSD」という名前だけで通常品を購入してしまう

通常のmicroSDカードとmicroSD Expressカードは見た目が似ていることがあります。購入時はパッケージのSDロゴと「EX」マークの両方を必ず確認してください。

初代Switch用のケース・フィルムを流用しようとする

Switch 2は本体サイズが初代から変わっているため、初代Switch用のケースやフィルムはサイズが合わない場合があります。購入前にSwitch 2対応と明記された製品かどうかを確認してください。

よくある質問

初代Switchで使っていたmicroSDカードはSwitch 2で全く使えませんか。

ダウンロードソフトの保存・読み込みには使用できませんが、初代Switchのアルバム(スクリーンショット・動画)を取り込む機能に限っては、従来のUHS-I規格のmicroSDカードもそのまま使用できます。用途によって使えるかどうかが分かれる点に注意してください。

microSD Expressカードはどこを見れば見分けられますか。

パッケージにSDロゴと「EX」マークの両方が表示されているかを確認してください。これがmicroSD Express規格であることの目印です。

microSD Expressカードの対応容量の上限はどれくらいですか。

2TB以下のカードに対応しているとされています。実際に流通している容量は製品によって異なるため、購入時に個別に確認してください。

Joy-Con 2はマウスのように使えると聞きましたが本当ですか。

Joy-Con 2にはマウス操作に対応した機能が備わっています。ストラップを取り付けることで、マウス操作時の安定性も高められます。

初代Switch用の周辺機器はSwitch 2で使い回せますか。

本体サイズが変わっているため、ケースや保護フィルムなど本体形状に合わせた周辺機器は流用できない場合があります。Switch 2対応と明記された製品を選んでください。

Joy-Con 2の充電グリップは必ず必要ですか。

必須ではありません。据え置きモードで長時間プレイすることが多く、持ちやすさや充電のしやすさを重視する場合に候補になる周辺機器です。携帯モード中心なら優先度は下がります。

microSD Expressカードを使い始めるときに注意することはありますか。

任天堂は、microSD Expressカードをはじめて使うときにはインターネットに接続して本体更新が必要としています。購入後すぐに使い始められない可能性があるため、本体更新の時間も見込んでおくとよいでしょう。

まとめ

Switch 2の周辺機器を選ぶときは、まずSDロゴと「EX」マークが付いたmicroSD Expressカードを用意し、そのうえで用途に応じてJoy-Con 2関連機器・保護フィルム・持ち運び用ケースを揃えるとわかりやすくなります。初代Switch用の周辺機器はそのまま流用できない場合が多いため、本体サイズやカード規格の違いを踏まえて選ぶことをおすすめします。

出典・参考情報

microSD Expressカードの規格(PCIe Gen3.1で最大985MB/s、microSD Addendum v8.0でPCIe Gen4.0・最大2GB/s、SD 9.1の速度クラス)はSD Associationの公開資料(「Five Years of SD Express: A Milestone of Innovation」2024年3月25日、「SD 9.1 Specification Introduces New Speed Classes」2023年10月27日、「Bus Speed」解説ページ)に基づきます。SDロゴと「EX」マークによる見分け方、対応容量2TB以下、従来microSDカードの扱い、本体保存メモリー、純正周辺機器の価格と内容は、任天堂公式サイト(機能・仕様、専用周辺機器、microSD Expressカードについて)に基づきます(2026年10月4日確認)。Joy-Con 2の着脱方式・マウス操作機能・周辺機器のラインナップは任天堂公式サイトの製品情報を参照しています。仕様・対応製品は変更される場合があるため、購入前に任天堂公式サイトで最新情報を確認してください。/SD Association「Five Years of SD Express」(2024年3月25日)/SD Association「SD 9.1 Specification」発表(2023年10月27日)/任天堂「microSD Expressカードについて」

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