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フレッツ光とは?東西の料金・工事費・光コラボとの違いを公式情報で整理

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「フレッツ光」はよく聞く名前だが、NTTのどの会社のサービスで、月額はいくらで、ドコモ光やソフトバンク光のような光コラボと何が違うのかは、意外と整理されていない。先に要点をまとめると、フレッツ光はNTT東日本とNTT西日本がそれぞれ提供する光回線サービスの総称で、インターネットを使うには回線の月額とは別にプロバイダとの契約が要る。

  • フレッツ光は「フレッツ 光クロス」「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ 光25G」の総称。東日本と西日本は別会社で、住んでいる地域で契約先が決まる
  • 光ネクストの戸建て向けの月額は、東日本・西日本とも5,940円(2026年10月16日確認、税込)。これにプロバイダ料金が加わる
  • 標準的な初期工事費は、東日本の公式ホームページから申し込むと22,000円(別に契約料880円)。西日本の隼タイプの初期費用は、公式サイトから申し込むと2027年3月31日までは22,880円、2027年4月1日からは28,380円
  • 月額表示には、プロバイダ料金とブロードバンドユニバーサルサービス料が含まれない。解約時に撤去工事費がかかる場合もある
  • 光コラボは、フレッツ光の回線を事業者が借りてプロバイダと一体で提供する別の契約形態。請求先と問い合わせ先が変わる

本記事は、NTT東日本とNTT西日本の公式サイト(フレッツ光の各サービスページと料金改定のお知らせ)を2026年10月16日に確認し、表に整理したものだ。金額はすべて税込。筆者が契約して使った感想ではなく、公開情報の整理になる。ページで確認できなかった金額は推測で埋めず、「公式で確認」と書いている。

フレッツ光の申し込みページを見る

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フレッツ光とは

NTT東日本の公式サイトでは、フレッツ光を「フレッツ 光クロス」「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ 光25G」の総称と説明している。名前は1つでも、中身は速度の違う複数のサービスの集まりだ。

サービス 位置づけ 速度の表記
フレッツ 光ネクスト 戸建て・集合住宅向けの標準的なサービス タイプにより最大概ね100Mbpsから1Gbps
フレッツ 光クロス 10ギガの回線を使いたい場合(提供エリアは拡大中) 最大概ね10Gbps
フレッツ 光25G 総称に含まれるサービス 公式で確認

速度はいずれも技術規格上の最大値で、実際に出る速度ではない。NTT東日本は、光クロスについて実際の最大値は規格上より十数%程度下がると説明しており、利用環境や混雑によって大きく下がることもあるとしている。

東日本と西日本は別の会社

フレッツ光を提供するのは、NTT東日本とNTT西日本という別々の会社だ。住所によってどちらと契約するかが決まり、申込みページ、料金表、割引、工事費の改定の時期もそれぞれ別になる。ネットで調べた料金が自分の地域のものかどうかは、まず確かめておきたい。NTT東日本は、光コラボを含めた東日本エリアの契約者数が1位であると、総務省の四半期データを根拠に公式サイトで示している。

光ネクストのタイプ

会社 戸建て向けのタイプ 速度の表記
NTT東日本 ファミリー・ギガラインタイプ 送受信 最大概ね1Gbps
ファミリー・ハイスピードタイプ 送信 最大概ね100Mbps、受信 最大概ね200Mbps
ファミリータイプ 送受信 最大概ね100Mbps
NTT西日本 ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼 最大概ね1Gbps
ファミリー・ハイスピードタイプ 最大200Mbps
ファミリータイプ 最大100Mbps

東日本の「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー/ギガマンション・スマートタイプ」は、新規の申込み受付を停止している。古い比較記事でこの名前を見かけても、今から新しく申し込むことはできない。

東日本・西日本の月額と初期費用

2026年10月16日に公式ページで確認できた金額を並べた。空欄を推測で埋めず、ページで確認できなかったものは「公式で確認」としている。

項目 NTT東日本 NTT西日本
光ネクスト 戸建ての月額 5,940円(ファミリー向けの各タイプ) 5,940円(隼・ハイスピード・ファミリーの各タイプ)
光ネクスト 集合住宅の月額 公式で確認 ひかり配線方式・VDSL方式 3,520〜4,950円、LAN方式 2,860〜4,290円
光クロスの月額 公式の料金表で確認 公式で確認
契約料 880円(1契約ごと) 公式で確認(下の初期費用の例を参照)
初期工事費・初期費用 標準的な工事 22,000円(公式ホームページから申込み)、23,100円(それ以外から申込み) 隼の新規申込みの例 22,880円(公式サイトから)、23,980円(それ以外から)。2027年4月1日からは28,380円、29,480円
土日休日の工事 3,300円加算(年末年始は別料金) 公式で確認
プロバイダ料金 別途必要(プロバイダごとに異なる)

戸建ての月額が東西とも5,940円で同じなのは、今回確認した時点の結果だ。今後もそろったままとは限らないので、申し込む日に自分の地域の料金表を見てほしい。西日本の集合住宅は建物の配線方式で金額に幅があるため、同じマンションタイプでも住む建物次第で月額が変わる。

東日本の工事費の払い方

東日本の公式ホームページから申し込んだ場合の標準的な初期工事費22,000円は、分割なら初回3,300円、2回目から779円を23回、最終月に783円を払う形になる。一括払いも選べ、どちらでも支払総額は変わらない。注意したいのは、分割の途中で解約すると、残りの工事費をまとめて払うことになる点だ。土日休日に工事をすると3,300円が加わり、分割払いの場合はこれを初回に払う。

2027年4月の工事費の改定

西日本は、隼タイプを新規で申し込む場合の初期費用の例が、2027年4月1日から22,880円から28,380円になる(公式サイトから申し込んだ場合)。差は5,500円だ。なお、INSネットを使っている人が移行する場合は、移行工事費割引で0円になると案内されている。

東日本も、2026年9月30日時点のお知らせで、2027年4月1日の申込み分からフレッツ光などの新設・移転にかかる工事費を改定するとしている。同じ日の利用分からはホームゲートウェイの機器利用料なども改定される。ただし、東日本の改定後の具体的な金額は今回確認できていないため、ここでは書かない。改定の前後どちらで申し込むかで工事費が変わるので、申し込む時期が近い人は公式のお知らせで最新の額を確認してほしい。

改定は「申込み日」が基準になっている。工事日ではない点に注意したい。2027年3月中に申し込めば改定前の工事費になる一方、申込みが4月1日以降にずれると、工事の日が同じでも改定後の額になる。

月額表示に含まれない費用

公式の料金表に大きく出ている5,940円は、あくまで回線の月額だ。実際の毎月の支払いと、契約から解約までの総額には、次の費用が加わる。

費用 内容
プロバイダ料金 フレッツ光だけではインターネットにつながらない。対応するプロバイダとの契約が別に要り、料金はプロバイダごとに違う。東日本はフレッツ光とプロバイダをまとめて申し込める「プロバイダパック」を案内している
ブロードバンドユニバーサルサービス料 1回線ごとにかかる。ユニバーサルサービス支援機関が定める回線単価に消費税をかけた額で、単価の変更にあわせて見直される。金額は公式で確認
初期工事費・契約料 上の表のとおり。分割の途中で解約すると残額を一括で払う(東日本)
撤去工事費 東日本は2026年4月1日以降の申込み分から、解約時に工事担当者の訪問が必要な場合(本人の希望、または建物の都合)に撤去工事費がかかる。西日本も、本人の希望で派遣による廃止工事をする場合は有料になることがある。金額は公式で確認
オプション 東日本ではギガスマートWi-Fi(Wi-Fi 6対応)、ひかり電話、フレッツ・テレビ(スカパーJSATとの契約も必要)、フレッツ・ウイルスクリア、リモートサポートサービスなどが有料のオプションとして案内されている

西日本のページには、利用料金が8,000円未満の場合に翌月分と合わせて請求する場合がある、という案内もある。初月の請求額が思ったより少なく、翌月に2か月分が来て驚く、というのはよくある話だ。

よくある失敗は、回線の月額5,940円だけを見て「月6,000円弱」と予算を組むことだ。実際には、ここにプロバイダ料金とユニバーサルサービス料が毎月加わり、初期工事費の分割分も乗る。比べるときは、月額ではなく「何年使うといくらになるか」の総額でそろえたい。

フレッツ光と光コラボの違い

光コラボ(光コラボレーション)は、NTT東日本・西日本がフレッツ光の回線を事業者に卸し、その事業者が自社のサービスとして提供する形だ。ドコモ光やソフトバンク光、当サイトで扱ったAsahiNet光などがこれにあたる。使う回線の設備は同じでも、契約の形が違う。

比べる点 フレッツ光 光コラボ
契約先 NTT東日本またはNTT西日本 光コラボの事業者
プロバイダ 別に契約して、組み合わせを自分で選ぶ 回線と一体になっていることが多い
請求 回線とプロバイダで分かれる場合がある 事業者1か所にまとまる
スマホとのセット割 公式で確認 事業者ごとに用意されていることがある
問い合わせ先 回線はNTT、接続はプロバイダ 基本は事業者

フレッツ光から光コラボへ移ることを「転用」、ある光コラボから別の光コラボへ移ることを「事業者変更」という。NTT東日本の公式サイトには、それぞれの手続きのページがある。

ここで起きやすいのが、手続きの取り違えだ。今使っているのがフレッツ光なのか光コラボなのかを確かめないまま申し込むと、本来は転用で済むところを新規で申し込んで工事が発生したり、事業者変更に必要な番号を取らずに申込みが止まったりする。請求書の発行元がNTT東日本・西日本なのか、別の事業者なのかを見れば、どちらを使っているかはすぐ分かる。

向いている人・向いていない人

状況 考え方
プロバイダを自分で選びたい、あとで変える可能性がある 回線とプロバイダが別契約なので、回線はそのままでプロバイダだけを替えられる
加入電話やINSネットから光に移りたい(東日本) 2026年10月1日から受付中の移行向けの割引がある。光ネクストの月額が3か月0円、契約料・基本工事費等が無償など。移行前のサービスの解約か休止が条件で、1契約1回限り
10ギガの回線を使いたい 光クロスの提供エリアに入っているかが先。東日本では東京23区は全域で提供している(2026年9月9日現在)
スマホとのセット割で毎月の通信費を下げたい 光コラボのセット割と比べてから決めたい
請求や問い合わせ先を1つにまとめたい 回線とプロバイダが分かれる分、窓口が2つになる。光コラボのほうが手間は少ない
工事なしですぐ使いたい、短期間だけ使う 工事と分割払いの残額を考えると、ホームルーターなども候補になる

光回線以外も含めた選び方は「自宅のネット回線の選び方 光回線・ホームルーター・テザリングを比較する」にまとめている。

申し込む前に確認すること

1. 提供エリア

提供エリアは郵便番号や住所で確認する。光クロスはエリアを広げている途中で、2026年9月にも拡大の案内が出ている。近所で使えるから自宅も使える、とは限らない。

2. 建物の設備

集合住宅は、建物にどの方式の設備が入っているかで、選べるタイプと月額が変わる。西日本の集合住宅の料金に幅があるのはこのためだ。また、マンションによっては建物全体でインターネットが導入済みで、各戸が個別に回線を契約しない形になっている場合がある。その場合は自分でフレッツ光を申し込む必要がないこともあるので、申し込む前に管理会社か大家に確認したい。戸建てでも、建物の構造によって標準的な工事に収まらないことがある。

3. 新規か、転用・事業者変更か

今、光回線を使っていないなら新規、フレッツ光から光コラボへなら転用、光コラボ同士なら事業者変更だ。どれにあたるかで工事の有無と手続きが変わる。

4. 申し込む窓口と時期

東日本も西日本も、公式サイトから申し込むかどうかで工事費・初期費用が1,100円違う(東日本22,000円と23,100円、西日本の初期費用の例22,880円と23,980円)。また2027年4月1日の申込み分から東西とも工事費が改定される。キャッシュバックや特典は窓口によって中身も条件も違うため、受け取りの時期と条件を申込み前に公式の案内で確認してほしい。

よくある質問

Q1. フレッツ光だけでインターネットは使えますか

使えない。対応するプロバイダとの契約が別に必要だ。東日本はフレッツ光とプロバイダをまとめて申し込める「プロバイダパック」を案内している。

Q2. 東日本と西日本で料金は違いますか

2026年10月16日に確認した時点では、光ネクストの戸建ての月額は東西とも5,940円だった。ただし工事費や割引はそれぞれ別に決まっており、東日本の集合住宅の月額は今回確認できていない。自分の住所を担当する会社の料金表で確認してほしい。

Q3. 工事費は分割にできますか

東日本は分割と一括を選べ、支払総額は同じだ。分割の途中で解約すると残額を一括で払う。西日本の支払い方法は公式で確認してほしい。

Q4. 2027年4月の改定前に申し込んだほうがよいですか

西日本の隼タイプの新規申込みでは、初期費用の例が22,880円から28,380円に上がるため、すでに引くと決めているなら改定前の申込みは選択肢になる。東日本も同じ日の申込み分から工事費を改定するが、改定後の額は公式のお知らせで確認してほしい。

Q5. 解約するときに費用はかかりますか

東日本では、2026年4月1日以降の申込み分は、解約時に工事担当者の訪問が必要になると撤去工事費がかかる。分割中の工事費の残額も払う。西日本も、希望して派遣で廃止工事をする場合は有料になることがある。

Q6. 西日本の「光はじめ割」は使えますか

「光はじめ割」は2024年10月31日に、「光はじめ割ネクスト」は2026年9月30日に新規受付を終えている。今から申し込む場合の割引は、公式の最新の案内で確認してほしい。

まとめ

フレッツ光は、NTT東日本・西日本が提供する光クロス・光ネクスト・光25Gの総称で、住所によって契約先が決まる。光ネクストの戸建ての月額は東西とも5,940円(2026年10月16日確認)だが、そこにプロバイダ料金とユニバーサルサービス料が加わり、初期工事費や解約時の撤去工事費もかかりうる。2027年4月1日の申込み分からは東西とも工事費が改定される。提供エリアと建物の設備、新規か転用かを先に確かめ、月額ではなく使う年数での総額で比べてから申し込みたい。

フレッツ光の申し込みページで料金と工事費を確認する

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出典と確認日

確認日は2026年10月16日。料金や工事費、割引は変わることがあるため、申し込む日に公式サイトで確認してほしい。

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アイキャッチ画像: "SC-APC fiber optic cable.jpg" by Alexceltare2(Wikimedia Commons)、CC BY-SA 4.0。トリミングして使用。元の画像

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